ラブラブ両親から見て学ぶ、夫婦仲良好のコツ
女運に恵まれなかった父は、
52歳になってから素晴らしい女性に出逢いました。
父より二つ年下で、友人や家族を大切にする、タイ国籍の方です。
ある程度の日本語の理解があるので意思疎通は可能ですが、
しゃべる日本語はカタコト気味。
10年程同棲し婚姻関係を結び、今では私の義母です。
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そんな60オーバーの2人。
実家に行くたびに、初々しいカップルっぷりを見せつけられます。
とっても微笑ましいのですが、
デレデレの義母に対し、ツンツン(基本デレない)な父。
腕を組まれると「やめろよ」とちょっと不機嫌なご様子。
娘の前できっと恥ずかしいのでしょう。
『年甲斐も無くかっこわるい』とか思っているのかもしれません。
娘の私はそんな父を見るとついニヤニヤ。
「いーじゃない。ラブラブしなよ!微笑ましいよ!」
と声をかけると、義母の腕を振り払うのをあきらめます。
義母のラブデレは、義娘の目も父の制止も気にせず続きます。
父に振り払われようとめげません。
好き好きオーラを出しまくり、言葉でも態度でも示し続けます。
きっと生真面目で、女で痛い目ばかりにあってきた父には
このくらいストレートな愛情表現をする女性が合っているのでしょう。
言葉の壁が生じる分、難しい事ヌキでいられるのかもしれません。
言葉の壁が無ければ意思疎通は容易ですが、
素直になれなかったり
遠回しな言葉を選んでしまったり
かえって事を難しくしてしまったりと不便を感じる事もよくあります。
案外、少々不便を感じるくらいが丁度いいのかもしれません。
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さて、昨年は腕を振り払ったり
「タイに帰れ帰れ」と言っていた父ですが、
今年の正月遊びにいくと、様子が変わっていました。
義母の「アイシテル」発言に対し
「はいはい俺も愛してるよ」と返す父。(←!?)
ほっぺをツンツンする義母に対し、特に止めようとしない父。(←!!?)
「一緒にタイにイコウ?」という義母に対し
「俺はいかねーよ」と返す父。
※「タイに帰れ」という言葉は言わなくなった(←!?!?)
もう、私も旦那もニヤニヤが止まらないですよね。
数日ニヤけ続けた我ら夫婦がしばらくケンカしないのは、
間違いなく両親のオカゲです。